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カンボジア・シェムリアップでの日々の生活。 GIOS PURE FLATとPENTAXと柔道クラブと・・・
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ネパールの続き。

ネパールに行って来ると言ったら多くの人に「山に登るの?」と聞かれた。
実際、カトマンズ空港に到着した時、トレッキング用の格好をした観光客ばかりだった。


今回行った時期は乾季で、あまりトレッキング向きではないらしい。
11月~2月位がベストだそうだ。空気中のチリが落ちて景色がとても綺麗になると言う。

トレッキングで景色が見れない代わりに「マウンテンフライト」に参加する事になった。

「マウンテンフライト」はイエティ航空が運航している観光用フライトで、カトマンズ空港から約1時間、チベットの国境付近まで行き、ヒマラヤ山脈を見ると言うもの。
現地のスタッフもこれをかなり勧めるので、とても楽しみにしていた。


朝、カトマンズ空港に到着。
出発時間が迫っていたので急いで手続きを済ませて出発ゲート付近に行く。
しかし、時間になっても中々搭乗が始まらない。
係員に聞くと、天候が悪い為に出発できないと言う。
楽しみしてたのに天候が悪いんじゃあまり期待はできないなと、落ち込んだ。

予定時間を超える事約20分。搭乗開始。
飛行機は縦11列、右側2席、左側1席の全部で33席。それを窓際の席の人数で貸し切る。良く見ると翼の部分も空席になっていたので、全部で20名。
自分の席は右側の羽根の後ろだった。

IMGP5735.jpg離陸前、空港の脇を見ると軍のヘリがあった。
併用しているのだろう。

良く見ると、墜落したとしか思えない機体がある。
不安がよぎる。
この日の朝はあの距離の建物が霞むほど、視界が悪かった。


俺の不安をよそに、機体はグングン上昇を続ける。
普通に運航するくらいの高度まで上がった頃だったろうか、機内の前方で歓声が上がった。
周りを見ると皆左側を見ている。

あっ!

IMGP5744.jpgヒマラヤ・・・。

左側の席の窓越しに見えた瞬間は雲かと思った。
この高さに山があるとは。

完全に俺の常識を超えていた。


キャビンアテンダントが、パンフレットと照らし合わせながら、山の名前を教えている。

早く右側に来ねぇかなと足をジタバタさせながら待っていたら、パイロット席に案内された。

IMGP5742.jpgパイロットが指差しながら言う「That is Everest!」

思わず俺は、

「Oh my god!! It's so amazing!!」

日本語を忘れてしまった(恥)

ほんとにそれほどの光景だった。
まさに衝撃。

席に戻って左側を見るとすでに山はない。
後ろの席のブロンドのおねぇちゃんが肩を叩き、自分の方の窓を指差す。

「Oh my god!」

また言ってしまった(笑)

IMGP5749.jpg写真右よりの黒い山がエベレスト。
チョモランマ、サガルマータとも呼ばれる、世界一の山。
(写真はクリックすると拡大します。)

普通こんなところを人間は登らんよ。


IMGP5751.jpgこの8000m級の山がいくつもあるヒマラヤ。
この下の国ネパールでは、5000m以下の山には名前はないらしい。

スケールが違う。
この国にあれば富士すら名も無き山と同じ。

まぁ富士山には別の良い所があるけれど。


約1時間のフライトもあっと言う間に終わってしまった。


「マウンテンフライト」
ネパールへ行く機会があれば是非。



今日の話、おわり
次回予告:「世界遺産」

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