Link by RainDrop & Frank sozai
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カンボジア・シェムリアップでの日々の生活。
GIOS PURE FLATとPENTAXと柔道クラブと・・・
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前回プノンクーレンへは辿り着けなかったが、道に迷いかけた。
これはいけると思い今度は自転車で行くことにした。
家から約40分程で前回の分かれ道に来た。
今度はメインであろう道へ進む。
そして10分程行ったところで脇道を発見!
迷わず脇道へと入る。
今回一応の目標はプノンクーレン。方角は北東。
この時まっすぐに東へ向かっていた。
道はだんだんと険しくなって行く。
途中で北に向かえば目標の方へ行くだろうといつものように思っていた。
しかし、行けども行けども道はまっすぐ。
これ一本しかない。しかも誰も通らないし、民家もない。
まぁ、とにかく進む。
1時間半程走ったところで小高い山が見えて来た。
あれか? でも方角が違う。
この景色にも飽きて来たので、ひとまず小高い山へ行ってみる事にした。
山へ近づくに連れて民家も増えてきた。
山の麓へ行くと、じいさまと女の子がいた。
この山は何て言うの?女の子に聞く。
「・・・プノン・ボック。」
う~む警戒されている。そしてやはり違う山らしい。
プノンクーレンに行きたいんだけど。
「・・・・・右。」
右ね。道、こっちしかないしね。
お礼を言い、右に進む。
1時間程進む。さっきの山からは遠ざかって来た。
しばらく進むと学校やお寺が見えてきた。
川で遊ぶ子供たちが、こっちへ手を振っている。
プノンクーレンに行きたいんだけど。子供たちに聞く。
「右!」
右ね。
先を見ると緩やかにカーブしている。
いやな予感。でも右へ進む。
昼近くになっていた。日差しがつらい。
あまり脇道もないし、少しうつむき気味に走っていた。
それがいけなかった。やはり周りは見るべきだ。
なぜならさっき遠ざかったはずの小高い山が目の前にあった。どうやら反対側へ来たらしい。
小さな川で魚を捕ってる、若い兄ちゃんに道を聞く。
プノンクーレンに行きたいんだけど。
「右。」
右ね。
先を見ると緩やかにカーブしている。
まじかよ!完全に戻る方向じゃねぇか。
しかし道はこれしかない。
引き返すのも嫌なので、先に進むことにした。
しばらく行くと北東方向への脇道を発見。
迷わず脇道へ入る。それを何度か繰り返す。
適当に進んでいるわけではなく、北東への道を選んで進んでいたつもりだった。
山から遠ざかっては行ってるようだった。
しばらく行くとカーブしている。嫌な予感。前を見ると山の方へ向いている。
LOSTした。
そう思った。大体の現在地とどっちを向いてるかしか分からない。
家の方角は判っている、でも道が分からない。
急に楽しくなって来た。変なスイッチが入ったらしい。
せっかく道に迷ったので、体力の続く限りこの状況を楽しまなければいけない、そう思っていた。
それから約3時間、ただひたすら自転車を漕いだ。
自分がどこに進んでいるのか判らない。
それはかなりエキサイティングだった。
しかし楽しい時間は長続きしない。
足が痛くなって来たので、道端の露店で休憩。
それが失敗だった。
店のおばちゃんが
「どこから来たの?」
ん?シェムリアップだよ。
「じゃこっちね。20分も行ったら広い道へでるわ。」
ついに自分の正確な現在地が判ってしまった。
帰り道。
道が判っていると全く魅力がない。ただただ疲れた体で漕いでいた。
しかしついに道に迷った!
今日は楽しかった。いい一日だった。
そう思いながら帰宅。
家に着いて思い出した。
目的地はプノンクーレンだった事を。
つづく。
これはいけると思い今度は自転車で行くことにした。
家から約40分程で前回の分かれ道に来た。
今度はメインであろう道へ進む。
そして10分程行ったところで脇道を発見!
迷わず脇道へと入る。
今回一応の目標はプノンクーレン。方角は北東。
この時まっすぐに東へ向かっていた。
道はだんだんと険しくなって行く。
途中で北に向かえば目標の方へ行くだろうといつものように思っていた。
しかし、行けども行けども道はまっすぐ。
これ一本しかない。しかも誰も通らないし、民家もない。
まぁ、とにかく進む。
1時間半程走ったところで小高い山が見えて来た。
あれか? でも方角が違う。
この景色にも飽きて来たので、ひとまず小高い山へ行ってみる事にした。
山へ近づくに連れて民家も増えてきた。
山の麓へ行くと、じいさまと女の子がいた。
この山は何て言うの?女の子に聞く。
「・・・プノン・ボック。」
う~む警戒されている。そしてやはり違う山らしい。
プノンクーレンに行きたいんだけど。
「・・・・・右。」
右ね。道、こっちしかないしね。
お礼を言い、右に進む。
1時間程進む。さっきの山からは遠ざかって来た。
しばらく進むと学校やお寺が見えてきた。
川で遊ぶ子供たちが、こっちへ手を振っている。
プノンクーレンに行きたいんだけど。子供たちに聞く。
「右!」
右ね。
先を見ると緩やかにカーブしている。
いやな予感。でも右へ進む。
昼近くになっていた。日差しがつらい。
あまり脇道もないし、少しうつむき気味に走っていた。
それがいけなかった。やはり周りは見るべきだ。
なぜならさっき遠ざかったはずの小高い山が目の前にあった。どうやら反対側へ来たらしい。
小さな川で魚を捕ってる、若い兄ちゃんに道を聞く。
プノンクーレンに行きたいんだけど。
「右。」
右ね。
先を見ると緩やかにカーブしている。
まじかよ!完全に戻る方向じゃねぇか。
しかし道はこれしかない。
引き返すのも嫌なので、先に進むことにした。
しばらく行くと北東方向への脇道を発見。
迷わず脇道へ入る。それを何度か繰り返す。
適当に進んでいるわけではなく、北東への道を選んで進んでいたつもりだった。
山から遠ざかっては行ってるようだった。
しばらく行くとカーブしている。嫌な予感。前を見ると山の方へ向いている。
LOSTした。
そう思った。大体の現在地とどっちを向いてるかしか分からない。
家の方角は判っている、でも道が分からない。
急に楽しくなって来た。変なスイッチが入ったらしい。
せっかく道に迷ったので、体力の続く限りこの状況を楽しまなければいけない、そう思っていた。
それから約3時間、ただひたすら自転車を漕いだ。
自分がどこに進んでいるのか判らない。
それはかなりエキサイティングだった。
しかし楽しい時間は長続きしない。
足が痛くなって来たので、道端の露店で休憩。
それが失敗だった。
店のおばちゃんが
「どこから来たの?」
ん?シェムリアップだよ。
「じゃこっちね。20分も行ったら広い道へでるわ。」
ついに自分の正確な現在地が判ってしまった。
帰り道。
道が判っていると全く魅力がない。ただただ疲れた体で漕いでいた。
しかしついに道に迷った!
今日は楽しかった。いい一日だった。
そう思いながら帰宅。
家に着いて思い出した。
目的地はプノンクーレンだった事を。
つづく。
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