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カンボジア・シェムリアップでの日々の生活。 GIOS PURE FLATとPENTAXと柔道クラブと・・・
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13
今回のタイトル「13」は実はプノンペンでの試合までの残り日数だった。

そして本来なら今日がその試合の日だったんだけど、出発前日になって理由もなく日取りが変わったと連絡があった。

これが日本なら怒りもするかも知れんが、ここはカンボジア。
まぁこんな事もあるさ、ってな感じ。

でも試合は8月8日から11日に変更となって、俺は行けなくなってしまった事はとても残念。

しかも俺自身は昨日から予定通りにプノンペンに来ていたので、やる事がなくなった。
道着も持って来てないので、プノンペンの柔道クラブの練習をただ見てるだけ。


何をしに来たんだ、俺は。

_IGP7735.jpg
昼間やることもなくただブラブラとする毎日。
割り切って、これもいい休暇だと思い、買い物をした後、市場で食事をしたら、やたら美味かった。

気分が変われば飯もうまい!




今日の話、終わり

次回予告:「王様」








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_IGP7502.jpg


なんだかんだあったが、やはり食事は落ち着いて食べなければならない。

カンボジアに「いただきます。」と言う言葉はないが、ちゃんと覚えてくれたようだ。






_IGP7498.jpg


今回は生徒も料理を作ってくれた。
ココナッツミルクたっぷりのクメールカレー。

俺達はビールばかり飲んであまり食べなかったので、生徒に怒られてしまった。




_IGP7512.jpg

食事の後は出し物。

やはりこういう血が彼らには流れているのだろう。
ダンスとか音楽とか好きなんだね。
そんで結構上手。




_IGP7514.jpg





キャプテン・ソピーも踊ってた。
女子に「ワー」「キャー」言われて。

なんか笑える。






と、ここまで異様に盛り上がってたんだけど、米倉が生徒一人一人に声をかけ始めた。

_IGP7522.jpg



じっと座って聞く生徒たち。
中には泣いてる子もいる。

泣くこたぁねぇぞ。
また会えるから。
と、この時は思ってた。さすがに言いはしなかった。





_IGP7529.jpg生徒全員に声をかけたところで、ついに練習していた歌の披露。

曲目「カントリー・ロード」
日本語の歌詞をコピーして練習してたらしい。

もうボロボロ.。
練習の時より悪かったらしい。

でもこの選局がいかん。
相手を泣かせる気まんまん。
下手なのに泣ける。



_IGP7544.jpg


隣を見たら案の定泣いてました。

はい。俺も泣きました。
あの人も泣いてました。


だって「カントリー・ロード」の後は「ほたるの光」だったんだよ。

ホント勘弁してくれって思ったね。
もうボロ泣きでした。





今回、色々な事が頭をよぎった。
米倉に言おうと思ってたことも忘れた。
でも生徒の顔や態度に勝るものはないから、何も言えなかったってのが強いかな。

また、酒でも飲みながら、話をしよう。

元気でな。


送別会 編 おわり。

次回予告:「肉」



6月14日
11:00
練習が終わり「きょうは4時からだから。またな~」と言って生徒と別れた。
彼らは彼らで準備があるだろうからと思い、あまり早くは行かず時間通りに米倉の家へ行く事にした。

16:00
時間通り米倉の家に行くと、部屋にはゴザが敷いてあるだけで誰もいない。米倉しかいない。
裏を除くと、奥の富永さん家に自転車がわんさか停めてあった。
準備してるところを見られたくなくて、生徒たちから米倉は遠ざけられたらしい。てゆうか俺もハブられてた。




おそるおそる。家を覗く。すると・・・。_IGP7472.jpg



何かを懸命に作っていた。
楽しそうに作ってる。


今までこういう工作とか折り紙とかしたことあんのかな?
あんまりないんだろうなぁ。









_IGP7473.jpg

中にはこんな奴もいる。
いや、お前も作れよ。
とは思ったが楽しそうだからまぁいいや。


でも子供頃の俺だったら、絶対にこっち側だな。




_IGP7475.jpg



披露する歌の練習中。


後ろの紙も自分達で書いたのだろう。
一体いつから準備してたのか・・・。





米倉が家に近づくと皆で「まだだめ~!」「こっち来んな~っ!」っぽい事を言ってる。
そんな事言ったって、こんな音出してたら気づくって普通。



ぼちぼち準備も終わろうかと言うところで、モロッポーの松本さんが料理を運んで来てくださった。
しかしその時になって、皿もハシも足りない事に気づいた。

仕方ないので、キャプテンのソピーを連れて市場へと買い物に行く。



10分程だったか、買い物して戻って来たら、富永さん家のドアが閉まってる。
あれ?もしや乗り遅れた?


慌てて家の中に入ると・・・
_IGP7478.jpg



やっぱりだった。
中はすでにこんな感じになっていた。

完全に乗り遅れたorz






_IGP7482.jpg

ケーキのロウソクは吹き消され、さらに喰われ、あのカラフルな糸が出るスプレーは撒き散らされ、おそらく一番華やかであったであろうところを逃した。

10分位待ってろよ!マジで!




一番いいとこを逃しそうだったが、生徒に生クリームを塗られ何とか少しだけ取り戻した。


_IGP7485.jpg



あの人も・・・。




_IGP7486.jpg

この人もこんな感じになった。






それよりも、食べもんば粗末にしたらいかんっていいよろうが!こんバカたれが!

・・・とはこの雰囲気では到底言えるはずもなかった。


つづく


Link by RainDrop & Frank sozai
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