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カンボジア・シェムリアップでの日々の生活。 GIOS PURE FLATとPENTAXと柔道クラブと・・・
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 日本だったら、飲んだ時の最後はやっぱり「ラーメン」。
これがお決まり。

地元でも屋台とか行ってたな~。
そんで一人は戻してる奴とかいたな。


こっちだと飲んだ後はあいてる店が屋台かコンビニしかない。

IMGP4344.jpg

コンビニの前にいた屋台。
こんな感じで串ものが並んでた。

ちくわとかソーセージとか、カンボジア人は練り物が好き。








IMGP4346.jpg
指差すと店の子が取ってくれる。
そして・・・







IMGP4345.jpg
その場で揚げる。










IMGP4348.jpg


できあがり。


横についてる辛甘いたれがうまい。
これでもう一杯飲める。

これなら言葉ができなくても指差せばいいんで、旅行者でも簡単。
実際、この食べ物の名前も未だにわからん。
値段はR2000=50円 とかそんなもん。


IMGP4349.jpg
あ~おいしそうに食べてますね~。
おなかが空いてたんですね~。
(ムツゴロウ風に)



でもこっちの屋台っていつも同じとこにいないんだよね。
あれ食べたいって言われた時、困るよな。


今日の話、おわり

次回予告:「練習」



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遺跡に行くのはいつも自転車というわけではない。
たまにはトゥクトゥクや車だって使いたい。

今回は人から誘われトゥクトゥクで「チャウスレイ・ヴィボール」と言う遺跡に行くことになった。

なんでもこの遺跡、つい最近まで季節を問わず道が悪く、かなり遠回りしてもやっぱり道が悪かったらしい。
それが最近舗装され行きやすくなったと言うので、早速行くことにした。

今回は一人ではないので、事前に下調べをする。 航空写真で見るとアンコールワット位の規模。人に聞けば、11世紀だとか、いやアンコールワット一緒だとかまちまち。 入場料はなし、それどころか、入場券売り場もなく、監視員もいない。
まぁそれだけ観光客が来ないという事が判った。

朝8:00集合だったので7:30頃その辺を歩いていると結婚式に出くわした。IMGP4359.jpg

この日は縁起が良い日だったのか、この後何組も見かけた。
派手な衣装で花婿が花嫁の家まで歩く。
カンボジアでは基本婿入りらしい。







IMGP4360.jpg
いやそれにしても人が多い。
このあとこの数で飲み食いするんだから、やる方は大変だ。




8:00に集合し朝飯を食い、8:30に出発。
国道6号線をトゥクトゥクで南下する。

ロリュオスを越え10分ほどで東へ折れ、その先しばらく行ったところでを南。で着いた。
もう着いた。ほんと近い。

IMGP4363.jpg


入ってすぐの所に寺と坊主の宿舎があった。
ここにいた坊主がこの後、上へ上がって来て案内してくれた。









東側から遺跡へ入るとすぐに門が見つかる。IMGP4365.jpg


やっと立ってるいう感じ。
角にあるナーガの彫刻は比較的きれいだった。




IMGP4368.jpg






ここに珍しい「あひる」の彫刻を発見。
貴重なタンパク源だったろう。
うまそうに丸々とした感じで描かれている。
腹が減ってるからそう見えるだけかも。




IMGP4373.jpg後ろを振り返ると小高い山になっていた。
元々山だったところへ石を運んできたのだろう。





階段が組まれている。
かつてはこの脇にも飾りがあったのかもしれない。





IMGP4429.-2jpg.jpg




さらに周り込むとまるでピラミッドか日本の城郭のようにラテライトが積まれているのが良くわかる。








上にあがる。
やはり崩壊が激しい。屋根が残る回廊や一部の彫刻も残っている。
頂上付近には現在も使われているらしい、近代の寺もあった。
内戦時代の銃弾の跡もある。



IMGP4404.jpg

西側に回ると、巡礼者達の宿泊所として使われたらしい、建物が建っていた。
ポルポトの時代には捕虜が収容されたらしい。

この建物の西側壁面には正八角形に削られた石が嵌め込まれていて、建造技術の成熟度が窺える。





IMGP4417-2.jpg



西門の外には、おなじみ「CMAC」と書かれた杭を発見。
坊主が手で爆発を表すジェスチャーで
「ボン、ボン」と言っている。

あ~はいはい。了解。まだあるのね。
大丈夫ぜっったい行かないから。




IMGP4436-2.jpg
一通り見て回ったら、彼はまた上へと登って行った。
なんか修行者っぽい演出。




IMGP4438-2.jpg




最後は皆で「サトウキビジュース」を飲む。

飲み終わったら、そのまま氷嚢として使えるすぐれものだ。



ここまで町から約40分。観光時間:約1時間。
これなら気軽に来れる。

まぁ次は一人で自転車だな。


今日の話、終わり。
次回予告:「夜のおつまみ」




すっかり当初の目的を忘れ、道に迷ってしまった前回。

プノンクーレンに行くという事を達成する為、ちゃんと調べる事にした。
すると、どうやらバンテアイ・スレイの近くに看板があるらしい。

まぁ普通そうだよな。ついつい看板も何もない所で曲がってしまうからあんなことになる。

2008年12月7日
「アンコールワット ハーフマラソン」が盛大に行われていた裏で、一人プノンクーレンへ向けて自転車を漕ぎ出した。遺跡に行く時、いつもは早起きするのだが、前日朝の3時頃まで飲んでいたせいで、起きた時は9時を回っていた。

二日酔いで体が重い。やる気も出ない。
普段の半分くらいの速度で進む。

シェムリアップから約40km。
バンテアイ・スレイの分かれ道に12時頃到着。ここまで2時間も掛かった。
分かれ道に看板があると聞いてたけど、クメール文字で書かれていた。
当然読めない。俺には意味ね~な、これ。
IMGP3459.JPG

酒がまだ抜けてない。
近くの茶屋で休憩。
コーラを買い、椅子に腰掛け休んでいた時、足もとに一匹の黒い虫が来た。
あっクワガタだ!と思い手を伸ばしかけて気づいた。

IMGP3454.JPG




サソリだった。
あぶね~(-_-;)

珍しかったのでまじまじと見ていたら、



IMGP3455.jpg






子供が来てさらって行った。
多分食卓に並ぶのだろう。
嬉々として持ち帰って行った。

ちなみに後ろに見えるオレンジ色のクーラーボックスに俺は腰かけていた。
ほんとにすぐ足もとまで来ていた。

サソリに興奮したせいで、二日酔いもずいぶん良くなった。
気を取り直して進む。目的地までまだ20km超ある。





30分ほど進むとまた看板を発見。IMGP3457.jpg
今度はアルファベットも書いてある。

ここまで2時間半。確かに疲れてる。
でもなんだ以外に近いじゃん、と軽く考えていた。

料金所に到着。
入場料$20をとられた。高ぇ~。
これだけキツイ思いして来て、金まで盗られたからには、$20以上に楽しんでやろう、この時はまだそう思っていた。

登山道へ入る。段々とギアを軽くして行く。


20分程登って判った。自転車で坂道登るのは大変。IMGP3458.jpg

見ると大した傾斜ではない。
でも道が悪いせいもあり、タイヤが滑って、かなりロスをした走りになる。
これが体力的にも精神的にもきつい。
無駄になってると思うと心が削られていく。

時々バイクや車が快適そうに追い抜いて行く。
しかも、じろじろと見て行く。疲れのせいもあり段々腹も立ってきていた。

1時間程登った時、休憩する為自転車を降りようとして転んでしまった。
疲れで足が震えていた。

この後から休憩のスパンが短くなっていく。
逆に休憩の時間は長くなっていった。

頂上まであとどれだけあるのか。水も残り少ない。やる気もかなり少なくなっていた。

値段の分は楽しめそうにないな~と思っていたら、一人のおばちゃんがバイクで上から降りて来て、俺の横に停まった。 なんだ?と持ったら突然バナナをくれた。
良く判らなかったが多分、さっき追い抜いた中にいたのだろう。わざわざ戻ってきてバナナを届けてくれたらしい。

助かった。人間弱ってると悪い方にばかり考える。
たったバナナ1本だったけど、やる気は取り戻した。
とにかく頂上まで行こう、自転車にまたがり漕ぎ出した。

後ろでおばちゃんが何か言ってたが、何を言ってるか判らなかったので、振り返りもせずただ手をあげてお礼の代わりにした。

IMGP3459-2.jpg40分ほど登った。
水も底をついた。バナナもほとんど消費してしまった。でかい岩があるところで休憩しようとそこに向かうもフラフラでうまく進まない。
もうやべ~。

やっと辿り着きカメラを構えていたら、上から降りて来たいかにも観光客らしい車の一台が停まった。窓が開き、アメリカ人ぽい金髪の顔が話しかけて来る。

「頂上はもうすぐだ、がんばれ!」

これは効いた。がんばろうと思ったね。

約20分。
ついにプノンクーレンの遺跡部分に到着。
まっ先に水を買いに行き、その場で1リットル飲み干した。IMGP3460.jpg

案内板を見ると滝があるらしい。
写真を取らねば。

フラフラの体で滝まで行き、ここまで来た証拠を残そうと自転車を担ぎ滝の近くへ下りた。

IMGP3461.jpgそこにいたカンボジア人達が、
「あっちにリンガがある!」
だの
「むこうに寺がある!」
だなどと言ってくる。



しかし全然行くが気がしなかった。
ここからまた家に帰るのかと思うと、もう足が動かなかった。

結局滝のそばで30分ほど休憩してそのまま下山した。
たっぷりの休憩と水分を補給したおかげで帰りの力は溜め込むことができた。

しかしペースは上がらない。
バンテアイ・スレイ付近に着いた頃、日没を迎えた。
カンボジアに街灯があるところは少ない。
と言うより中心地以外はないと言った方がいい。

まっ暗闇の中自転車を漕ぐ。
ここは道が悪く途中穴があったりするので、何度もそれにはまった。

家に帰るまで、もう自転車じゃぁ二度とプノンクーレンには行かねぇ、そればっかり考えていた。


おわり

次回予告:ちゃうすれい・びぼーる?









Link by RainDrop & Frank sozai
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